夏の暑さのしのぎかた
皆様おはようございます。
リフォームをしているとよく聞こえてくるのが…
「昔の家は、窓が大きいから風が通ってクーラーなんかいらないんです」
確かに昔の家は南北に大きな窓があり、風が通って気持ちがいい…。
ただ、現在の夏は冷房なしでのりきれる、なんてことは不可能です。
冷房をつけていてもなかなか涼しさが保てない・・と思っている方いませんか?
その原因、窓にあるかもしれません。
目次
1 夏の暑さ対策
2 窓の見直し
3 工事以外にできる事
4 まとめ
1.夏の暑さ対策
連日暑い日々が続いています。
年々暑くなる夏。
家で過ごす時間が増えている今年は家の中での熱中症も心配されます。
今回はリフォームの目線から対策できる事を考えてみました
「暑さ」の原因は
≪窓から熱が入ってくる・逃げる≫
こと
夏の家の温度を左右するのは
断熱材と思う方が多いようですが、
なんと熱の出入りは73%が窓からなのです!
ただ、昔に建てられており断熱材が全く入っていないお家では
割合は変わってきそうです。
それにしても、窓の役割は想像以上に大きい事がうかがえます。
2.窓の見直し
やはり、こんなにも暑さに大きく影響する
窓を何とかする事が、暑さを和らげる一番の方法!
窓本体の交換が出来れば一番良いのですが、
既設のものと規格が合わない事が多く
価格が高くなることがしばしば…
そこで比較的安価にできる方法として
今回は3つお話しさせて下さい。
2-1.窓ガラスを替える
みなさんのご自宅の窓ガラスは1枚ガラス(シングルガラス)でしょうか?
もしシングルガラスであれば、窓のフレームはそのままに
ガラスだけを複層ガラス(2枚ガラス、3枚ガラス)に変えてみたり
Low-E複層ガラス(断熱・遮熱性を高める加工が施してあるガラス)
に変える事が出来ます。
この方法の利点としては、工事が短期間で終わる事ができ
お客様の負担もすくなくてすむということ!
(リフォームって他人(職人)が家の中で作業するから
ある程度ストレスかかりますよね・・・)
2-2.内窓を付ける
今ある窓の室内側にもう一つ窓を付ける方法です。
イメージとしては、昔ながらの和室にある内障子
内窓自体がペアガラスになっていて、
室内から外気まで2層の空気層が出来ることになり
断熱効果は高くなります。
さらに、防音効果も期待でき、工事も短期間で済むので
お客様負担も少なく済みます。
2-3.日よけを付ける
最後に、シェードやオーニングを付ける方法です。
各サッシメーカーが商品をだしています。
窓の外につけて、日差しを家の中に入れないようにする商品です。
すだれの進化版のような感じですが
シャッターボックスのようなものが付きスマートで見た目もすっきり
窓にも違和感なくなじみます。
もっとも安価で手軽な方法です。
費用と目的に合わせて、工事内容を決める事をお勧めします!
3.工事以外にできる事
これまで、工事ありきの方法をお伝えしましたが
工事無しで出来る日差し対策も有ります。
≪グリーンカーテン≫としてゴ―ヤやへちま、
朝顔などを育ててみるのも立派な暑さ対策です。
手入れは必要になりますが、楽しみながらできる
日よけ対策です!
また、昔ながらのよしずやすだれ
ちょっとしたおしゃれなシェードもホームセンターなどに
安価に売っていますので是非見にいってみて下さい!
ただ、懸念されるのは台風や手入れの大変さ。
これが逆にストレスになっては元もこも有りません。
そんな時は是非リフォームを検討してみて下さい!
4.まとめ
今回、断熱対策として窓の事を中心にお伝えしました。
費用と効果・生活スタイルに合わせた方法是非考えてみてくださいね!
これまで相談に来られた方の中でも、断熱性がきっかけで
お家の不便に向き合う事になったという話も多く有ります。
気になった時がリフォーム時!!
今暑いのがすぐに解消されるわけじゃないよね。
なんて諦めず、今から動いて来年は快適な夏を過ごしませんか?