有田 比呂志 自己紹介へ

家に断熱材を採用した際の効果について解説します!

2024/07/18(木) お役立ち情報
 
断熱材の採用を検討しているあなたは、その効果について詳しく知りたいのではないでしょうか。
断熱材は、室温を快適に保つだけでなく、光熱費の節約や結露防止など、さまざまなメリットをもたらします。
この記事では、断熱材を採用することで得られる効果と、種類について解説していきます。
 

□家に断熱材を採用した際の効果

 
断熱材は、建物の外気温の影響を和らげ、室温を快適に保つための重要な役割を担います。
 
1:快適な室温を実現
 
断熱材は、熱の伝達を遅らせる性質を持っています。
そのため、夏は涼しく冬は暖かく、一年を通して快適な室温を保つことができます。
特に、温度差が大きい場所を行き来する際に起こるヒートショックのリスクを軽減し、健康面にも配慮できます。
 
2:結露防止とカビ対策
 
断熱材は、室内の暖気を逃がさず、外気の影響を受けにくくします。
これにより、窓ガラスや壁面などに発生する結露を抑制することができます。
また、結露はカビの発生原因となるため、断熱材はカビ対策にも効果的です。
 
3:光熱費の節約
 
断熱材は、冷暖房効率を高める効果があります。
夏は冷房の効き目を高め、冬は暖房の熱を逃がさないため、冷暖房にかかるエネルギーを大幅に削減することができます。
光熱費の節約は、家計にとって大きなメリットといえるでしょう。
 
 

□断熱材の種類とは?

 
断熱材には、さまざまな種類があり、それぞれ特徴や用途が異なります。
 
1:繊維系断熱材
 
繊維系断熱材は、グラスウールやロックウールなどの鉱物系と、セルロースファイバーやインシュレーションボードなどの天然系に分けられます。
 
・グラスウール
ガラスを溶解して繊維状に加工したもので、不燃性で吸音性に優れています。
 
・ロックウール
玄武岩や鉄鋼スラグが主原料で、高温で溶かして繊維状に加工したもので、耐熱性に優れ、燃えにくいのが特徴です。
 
・セルロースファイバー
新聞紙や木材を粉砕して綿状にした断熱材で、吸音性と調湿性に優れています。
 
・インシュレーションボード
廃木材などの植物繊維に合成樹脂や接着剤を混ぜて乾燥させたボード状の断熱材で、吸音性に優れ、軽く加工しやすい素材です。
 
2:発泡プラスチック系断熱材
 
発泡プラスチック系断熱材は、フェノールフォームやポリスチレンフォームなど、耐久性や不燃性に優れています。
 
・フェノールフォーム
フェノール樹脂に発泡剤や硬化剤を加えたもので、不燃性が高く、有毒ガスがほとんど発生しません。
 
・ポリスチレンフォーム
ポリスチレン樹脂を発泡させた断熱材で、断熱性能が高く、水や湿気にも強い反面、防火性は高くありません。
 
・硬質ウレタンフォーム
ポリウレタン樹脂に発泡剤を加えたもので、気泡の中に含まれるガスが熱の伝達を抑えるため、断熱性に優れています。
 
 

□まとめ

 
断熱材は、快適な住環境を実現し、光熱費の節約にも貢献する優れた素材です。
繊維系、発泡プラスチック系など、さまざまな種類があり、それぞれ特徴や用途が異なります。
断熱材の採用を検討する際は、家の構造や用途、予算などを考慮して最適な種類を選びましょう。