玄関土間の「洗い出し」仕上げは、和風住宅だけでなく、洋風住宅にもよく合う、デザイン性の高い仕上げ方法として人気です。
しかし、「洗い出し」という言葉を耳にしたことはあっても、具体的にどのようなメリットがあるのか、どんな家に合うのかなど、イメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、玄関土間の洗い出し仕上げのメリットやを解説します。
□玄関土間の洗い出しとは?
玄関土間の仕上げ方として人気の高い洗い出しとは、モルタルに砂利を混ぜて、表面を洗って砂利を浮き出させた仕上げ方のことです。
洗い出しは、古くから日本家屋などで使われてきた伝統的な仕上げ方法ですが、近年では洋風住宅にも取り入れられるようになり、幅広い住宅デザインにマッチする仕上げとして人気が高まっています。
洗い出しの特徴は、砂利の種類や色によって様々な表情を生み出せる点です。
例えば、和風テイストの住宅には、落ち着いた色合いの砂利を用いた「洗い出し」が良く合い、洋風テイストの住宅には、明るい色合いの砂利を用いた「洗い出し」が良く合います。
□洗い出しのメリット
洗い出しは、デザイン性、機能性、メンテナンス性の3つの面において優れた特徴を持っています。
1:デザイン性
洗い出しは、砂利の種類や色、大きさによって、様々な表情を生み出すことができます。
例えば、細かい砂利を使用すれば、繊細で上品な印象に。
一方、大きな砂利を使用すれば、力強く存在感のある印象になります。
また、砂利の色も、白、黒、茶色など、様々な色があります。
これらの組み合わせによって、和風テイスト、洋風テイスト、モダンテイストなど、様々なデザインに対応できます。
2:機能性
洗い出しは、表面に砂利が浮き出ているため、凹凸があります。
そのため、滑りにくく、小さなお子さんや高齢者がいる家庭でも安心です。
また、雨水が溜まりにくいという特徴も持ち合わせています。
3:メンテナンス性
洗い出しは、汚れが目立ちにくいという特徴もあります。
砂利の表面に汚れが付着しても、洗い流すことで簡単に落とすことができます。
また、モルタル部分に汚れが付着した場合も、研磨剤入りの洗剤などで磨くことで、綺麗にすることができます。
□まとめ
この記事では、玄関土間の「洗い出し」仕上げについて解説しました。
洗い出しは、デザイン性、機能性、メンテナンス性など、様々なメリットを持つ仕上げ方法です。
ただし、施工には熟練の技術が必要となるため、信頼できる施工会社に依頼することが大切です。