家づくりをお考えの方にぜひ知っていただきたいのが、パッシブハウスです。
しかし、パッシブハウスについて分からない方が多いと思います。
そこで今回は、パッシブハウスの特徴とメリット、デメリットについてご紹介します。
家づくりをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
□パッシブハウスの特徴
パッシブハウスとは、機械設備に頼りすぎず、建築的アプローチで、健康で心地よい室内環境を作り出す住宅です。
省エネ化が進み、ハウスメーカーや工務店が建てる新築住宅も、高断熱で高気密な住宅が増えています。
しかし、高断熱で高気密な住宅であっても、いくつかの問題も発生しています。
例えば、冬でも日中に太陽光が入ると、室温が30度ぐらいまで上がってしまうことです。
また、夏は2階が暑くなってしまいます。
□パッシブハウスのメリット、デメリット
*パッシブハウスのメリット
1つ目は、設備依存率を減らせることです。
パッシブハウスは、住宅性能を考え、建てられます。
そのため、太陽と風に対応した設計をすることで、冷暖房をあまり使わずに過ごせます。
2つ目は、健康で快適に暮らせることです。
日本の住宅は、冬の寒暖差が激しく、ヒートショックを引き起こしてしまいます。
寒暖差が激しくなる理由は、光熱費の節約のために、人がいる部屋だけを温めるからです。
一方で、パッシブハウスは、家全体の断熱性能を高めるため、身体に悪影響がなく、ストレスフリーな環境が作れます。
*パッシブハウスのデメリット
1つ目は、建築費用がかかることです。
断熱性能を高めるためには、それだけ断熱材の量も必要になります。
また、窓や換気設備なども高性能なものを設置するため、建築費用は上がります。
場合によりますが、普通の住宅の10パーセント増しくらいの費用で建てる工務店が増えてきています。
そのため、初期費用はかかっても、ランニングコストが抑えられます。
2つ目は、立地に制約があることです。
太陽光が室内に入り込む立地は良いでしょう。
しかし、南側に高い建物がある場合、日影になって太陽光があまり入らなくなります。
そのため、窓の位置や住宅の向きを工夫する必要があります。
西向きや東向きの住宅は、夏に冷房の需要が増えるため、外付けブラインドやすだれを設置して、日差しを遮る対策が必要です。
□まとめ
今回は、パッシブハウスの特徴とメリット、デメリットについてご紹介しました。
パッシブハウスは、健康で快適に暮らせるといったメリットがありますが、高性能がゆえに建築費用がかかってしまうといったデメリットもあります。
家づくりをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。