マイホームを建てる予定で、外観デザインにもこだわりたい、おしゃれで機能的な家を建てたいと考えている方へ。
家の設計では、外壁のデザインだけでなく、設備機器の設置場所や配管など、見た目にも影響する要素をどのように処理すればいいのか悩んでいるのではないでしょうか。
今回は、そんな悩みを解決するヒントとして、袖壁を活用した外観デザインのアイデアをご紹介します。
袖壁とは？どんな役割を果たすのか？
袖壁は、住宅の外観デザインを左右する重要な要素の一つです。
袖壁とは、外壁から突き出した壁のことです。
目隠しや間仕切り、延焼防止など、さまざまな役割を果たし、住宅の外観デザインにも大きく影響を与える要素です。
外壁から突き出した壁として、さまざまな役割を果たし、機能性とデザイン性を両立する存在と言えるでしょう。
1:目隠し
・隣家からの視線を遮ったり、プライバシーを守るために、玄関や窓、庭などに設置されます。
・リビングや寝室など、プライベート空間を外部から隠す役割を果たし、住む人の安心感を高めます。
2:間仕切り
・部屋を区切るために、リビングやダイニング、キッチンなどに設置されます。
・空間を仕切ることで、それぞれのスペースを明確に分け、機能的な住空間を実現します。
・例えば、リビングとダイニングをゆるやかに仕切ることで、一体感を保ちながらも、それぞれの空間を明確に区別することができます。
3:延焼防止
・隣家への延焼を防ぐために、防火壁として設置される場合もあります。
・特に木造住宅では、火災発生時の延焼防止に重要な役割を果たし、安全性を高めます。
4:デザイン性
・外壁のデザインの一部として、アクセントをつける役割も担います。
・素材や色、形状を工夫することで、個性的な外観を実現できます。
・例えば、レンガやタイル、木など、さまざまな素材を用いることで、家の雰囲気に合わせた個性的なデザインを生み出すことができます。
外観をスッキリ見せる！袖壁の活用方法
設備機器の存在は、せっかくの外観デザインを損なってしまう原因となります。
メーターBOXや配管、エアコン室外機など、どうしても必要ながらも見た目に影響を与えてしまう設備を、袖壁でスマートに隠す方法をご紹介します。
1:メーターBOX
・道路に面した場所に設置されることが多いメーターBOXは、デザイン的に目立つ存在になりがちです。
・袖壁で隠すことで、スッキリとした外観を実現できます。
・例えば、玄関ポーチの壁の一部に袖壁を設け、メーターBOXをさりげなく隠すことができます。
2:配管
・エアコンの室外機への配管や、給湯器への配管など、さまざまな配管が外観に影響を与えます。
・袖壁で配管を隠すことで、見た目もスッキリと美しくなります。
・例えば、外壁に沿って袖壁を設け、配管をスマートに隠すことができます。
3:エアコン室外機
・室外機は、どうしても目立つ存在になりがちです。
・袖壁で室外機を隠すことで、外観を損なうことなく、快適な空間を実現できます。
・例えば、バルコニーやベランダに袖壁を設け、室外機を目隠しすることができます。
4:その他設備
・その他にも、アンテナ、センサー、セキュリティ機器など、さまざまな設備を袖壁で隠せます。
・袖壁は、デザイン性だけでなく、機能性も兼ね備えた、住宅設計において非常に有効な手法といえるでしょう。
まとめ
袖壁は、目隠し、間仕切り、延焼防止などの機能性に加え、外観デザインを向上させる効果も期待できます。
メーターBOXや配管、エアコン室外機など、見た目に影響を与えてしまう設備機器をスマートに隠すことで、スッキリとした美しい外観を実現することができます。
袖壁を活用することで、住む人の快適性と家の美しさを両立させることが可能です。
マイホームの設計では、袖壁の活用を検討してみてはいかがでしょうか。